毎日、一生お付き合いする髪だからこそ知っていないと後悔しますよ♪
髪って生きてるの?
▼はじめに
皆さんは「髪」についてどれほど知っていますか?
実は多くの方が「髪」についてよく知らないまま、なんとなくでケア方法を選んでしまっています。
髪のことを知らなければ、理想の状態にしていくことは非常に難しくなります。
さまざまなケアをしても結果が伴わなかったり、毛髪知識不足の美容師に言われるがままパーマやカラーをすれば髪はどんどん悪くなる一方です。
まずは一生付き合う髪だからこそ、しっかりと「髪」というものを理解するところから始めましょう。
▼髪は何からできているのか?
80〜90%が「ケラチン」で構成されています。
ケラチンは、アミノ酸が沢山集まって出来た、いわば集合体なのです。CMなどでも「髪にアミノ酸を与えることでダメージを修復」というキャッチフレーズがよく使われています。
▼皮膚表面や爪も同じ
実は皮膚表面の「角質層」そして「爪」も同じ分類に入ります。
他にも水分・脂質・メラニン・ミネラルなども含まれています。
それらのバランスが崩れると、髪はどんどんダメージを起こしてしまうのです。
髪はどのような構造になっているのか?
髪は大きく分けると3つに分けることができます。
それはキューティクル・コルテックス・メデュラというものです。
もっと分かりやすくするため、少し面白い例ですが、髪を「河童巻き」で例えてみましょう。
•キューティクル = 海苔
•コルテックス = シャリ(ご飯)
•メデュラ = きゅうり
このような構造で髪は成り立っています。
海苔(=キューティクル)が何層にも重なり、中に入っているシャリ(=コルテックス)が外に出ないよう守り、シャリも自分たちどうしでくっつき離れないようになっており、そのシャリに包まれてキュウリ(=メデュラ)があります。
その3つがしっかりとしていることで綺麗な髪を保つことができます。
▼髪は生きているのか?
髪は「死滅細胞」と言われています。
もちろん元は生きている細胞です。
毛根で毛母細胞が髪になる細胞を作り、それがどんどんと上に押し上げられ、空気に触れることで角化(硬くなること)し、頭皮から生えている髪になります。
この角化した時点で細胞は死んでしまいます。
髪には「自己治癒力」がなく、一度ダメージを起こせばもう二度と治ることはできません。
そのため、どれだけ髪にダメージを与えないようにするかがとても大切になります。
▼髪の働きは?
髪はどのような機能を持っているのでしょうか?
髪の主な機能
•「頭皮や脳を外敵(衝撃・紫外線・温度など)から守る」
•「体内の無駄な重金属や一部の有害物質などの排出機能」
これが、主な髪の働きです。
住んでいる環境に応じて、髪も変化します。
例えば、日本人の毛量は、約10万本ですが、欧米人は、約14万本で黒人は約8万本といわれています。気候でくせ毛や髪の太さも変わるといわれています。
日本でいえば、北海道の方と沖縄の方では、髪質も異なるのです。